「阪神0-1広島」(20日、甲子園球場) 笑顔なき金字塔となった。阪神・梅野がスタメンマスクをかぶって、球団生え抜き初の捕手1000試合出場を達成。節目の一戦で見せ場が巡ってきたが、快音を響かすことができずに敗れた。 「個人的な記録なわけ…

 「阪神0-1広島」(20日、甲子園球場)

 笑顔なき金字塔となった。阪神・梅野がスタメンマスクをかぶって、球団生え抜き初の捕手1000試合出場を達成。節目の一戦で見せ場が巡ってきたが、快音を響かすことができずに敗れた。

 「個人的な記録なわけで。しんどい思いというか苦しい中だけど、選手も打破していくしかない。悔しいのは選手が一番悔しい。自分たちが活躍したいという気持ちはみんな持ってる」と胸中を吐露しつつ、必死に前を向いた。

 6月18日・日本ハム戦(甲子園)で樹立した通算1000試合出場に続いて、新たに手にした捕手としての“勲章”。メモリアルデーにふさわしく、ヒーローになるチャンスもお膳立てされた。

 だが、五回1死一、二塁は三塁正面へのゴロで併殺となり、チャンスはついえた。3打数無安打で迎えた延長十回には、1死一塁で送りバントを決められず、追い込まれてから二ゴロ併殺に倒れた。

 4連敗で迎える前半戦ラストゲーム。「やっぱり何かきっかけがないといけないと思うので、きっかけを作り出すためにやっていきたい。結果をしっかり受け止めて、また明日試合があるので、いい締めくくりができるように」。チーム一丸で必ず白星をつかんで、笑顔でオールスターブレイクを迎える。