「ボクシング・10回戦」(20日、両国国技館) WBA世界バンタム級7位の那須川天心(25)=帝拳=が、同4位のジョナサン・ロドリゲス(25)=米国=と対戦。3回1分49秒のTKO勝ちで、デビュー4連勝を飾った。 ボクシング4戦目にして、…

 「ボクシング・10回戦」(20日、両国国技館)

 WBA世界バンタム級7位の那須川天心(25)=帝拳=が、同4位のジョナサン・ロドリゲス(25)=米国=と対戦。3回1分49秒のTKO勝ちで、デビュー4連勝を飾った。

 ボクシング4戦目にして、初めて流れの中で奪ったTKO勝ち。2回に強烈な左ストレートでぐらつかせると、3回は左ボディからアッパー、強烈な左ストレートで相手を沈めた。

 天心は「いや、ホント皆さんお待たせしましたという感じですね。今回しっかりと倒しきることができて、自分の中で少しは成長できたかなというところを見せられたかなと思います」と満足げ。一方で、「こんなもんじゃないなというのも自分の中ではあるので。まだまだこれからこれからなんで、一歩一歩やっていくという感じです」と先を見据えた。

 相手のパンチも見切り、「被弾してないですね。全て見えたというか」と胸を張り、「全体的な動きも、ボクシングの試合ですけど、ボクサーだけどボクサーっぽくない不思議な試合ができたと思います」と振り返った。

 タイトル挑戦にも期待がかかる次戦へ、「何かしらのベルトはほしいなとは思いますけど、飛び級しようと思うと痛い目見るので、そうやって痛い目見た人を見てきたので、焦らずに自分を高めて、時が来たらいつでもいけるよという」と慎重な姿勢を示しつつ、「記者の方もそうですし、ファンの方もそうですし、またかよ、みたいな、やってくれよみたいな、そういう声がたくさんあればあるほど早くなるんじゃないかなとは思います」とうなずいた。