「オリックス2-3楽天」(20日、ほっともっとフィールド神戸) オリックスは十二回に決勝点を奪われ、痛恨の3連敗となった。 十二回は山下が救援登板したが、先頭への四球から1死二塁のピンチを招き、阿部に左前適時打を浴びた。 先発のカスティー…

 「オリックス2-3楽天」(20日、ほっともっとフィールド神戸)

 オリックスは十二回に決勝点を奪われ、痛恨の3連敗となった。

 十二回は山下が救援登板したが、先頭への四球から1死二塁のピンチを招き、阿部に左前適時打を浴びた。

 先発のカスティーヨは7回4安打1失点と粘投した。三回に石原に先制ソロを献上したが、四回以降は無失点投球を披露。援護点をもらった直後の七回は1死一、二塁とピンチを招いたが、村林を二ゴロ併殺打に打ち取り、なんとか脱出した。

 八回はペルドモが無失点に抑え、九回はマチャドが登板。球団記録の10試合連続セーブがかかっていたが、フランコに同点の適時二塁打を打たれ、記録は途切れた。

 打線は六回に逆転に成功した。先頭の大里が右中間に二塁打を放ち、森が左前打で続く。無死一、三塁で打席には太田。岸が初球に投じた141キロ直球を迷わず強振し、打球は左中間を割る同点の適時二塁打となった。一塁ベンチでは中嶋監督もガッツポーズを見せた。

 打った太田は「チャンスの場面だったので、初球から積極的に打ちにいこうと思っていましたし、なんとか同点のタイムリーになってくれてよかったです」とコメントした。

 同点となり、なおも無死満塁で中川が2番手・渡辺翔から遊ゴロを放った。内野は全身守備だったが、打球が高くバウンドが弾んだ間に三走・森が本塁に生還。勝ち越しに成功した。

 この日は、7月の月間打率・135と不振に苦しんできた紅林が、体調不良によるベンチ外で欠場した。主力選手を一人欠く中で、太田や大里ら若い力が躍動した一戦だった。