(20日、第106回全国高校野球選手権奈良大会3回戦、御所実7―5橿原)橿原・甲斐正樹監督 本当にお疲れ様でした。ほんまに今日で終わると思ってなかったから、こういう結果になってしまって、本当に悔しい。最後の最後まで追いつけると思ってた。 先…

(20日、第106回全国高校野球選手権奈良大会3回戦、御所実7―5橿原)

橿原・甲斐正樹監督

 本当にお疲れ様でした。ほんまに今日で終わると思ってなかったから、こういう結果になってしまって、本当に悔しい。最後の最後まで追いつけると思ってた。

 先生としてもこのチームでこの3年生と一緒にもっともっとやりたかったし、これが現実かなっていうぐらいフワフワしていた。

 受け入れがたい。でも受け入れていって、君たちには次のステージで頑張ってもらいたいなというふうに思います。

 これで自分たちの全部が終わりなわけじゃない。高校生活が終わりなわけでもないし、今からスタートして、いろんなことを自分の糧にして、これからやっていってもらいたいなというふうに思います。

 マネジャーも含めて3年生全員が本当にいいチームやったなと思います。きっと1、2年生はこの結果を見て、いろんなことを考えて、君たちの背中を追って、追い越して頑張ってくれると思っています。そんなチームを1、2年生は作っていってくれたらなというふうに思います。

 本当に頑張った。みんなよく頑張ったと思う。いろんなことに耐えて、一生懸命頑張ったと思う。ときには折れそうになったと思うし、ときにはくじけそうになったり、やめたいなと思ったりしたこともたくさんあったと思う。でもここまでやれた。すごく自分の財産になったと思う。

 こうやって集まって先生からの話は、これで最後かもしれないけど、心のどこかに、自分がやってきた高校生活の中の1ページとして、みんなのなかにあり続けたい。これからもしっかり頑張ってください。(清水謙司)