(20日、第106回全国高校野球選手権京都大会4回戦 鳥羽14―4同志社国際) 五回表、点差を8点に広げられ、なお1死一塁。同志社国際のショートを守っていたフォーク黒田レイモンド豪さん(2年)がマウンドに上がった。 三ゴロと死球で2死一、…

 (20日、第106回全国高校野球選手権京都大会4回戦 鳥羽14―4同志社国際)

 五回表、点差を8点に広げられ、なお1死一塁。同志社国際のショートを守っていたフォーク黒田レイモンド豪さん(2年)がマウンドに上がった。

 三ゴロと死球で2死一、三塁。打者を追い込んだ4球目に投じたカーブが決まり見逃し三振に切って取った。思わずほえた。

 190センチ、76キロ。長い手足を生かしたダイナミックなプレーが持ち味。打撃でも二回に適時打を放ち、すぐさま盗塁を決めた。「やっていて楽しいのはショート。でも、伸びしろがあるのはピッチャーです」。高1の時から投手も始めた。同志社国際の塩見監督も「素材型。身長もまだ伸びる」と語る。次の夏を見すえる。(木子慎太郎)