(第106回全国高校野球選手権徳島大会2回戦 富岡西4-2池田) 富岡西の横田昇吾選手(3年)が好機の一振りで、池田から逆転勝利をもぎ取った。 2点を追う八回、先頭打者の大西悠道(はるみち)選手(3年)の中越二塁打を皮切りに3連打で1点差に…

(第106回全国高校野球選手権徳島大会2回戦 富岡西4-2池田)

 富岡西の横田昇吾選手(3年)が好機の一振りで、池田から逆転勝利をもぎ取った。

 2点を追う八回、先頭打者の大西悠道(はるみち)選手(3年)の中越二塁打を皮切りに3連打で1点差に詰め寄った。

 2死一、二塁で打席に立った横田選手は「甘く入ったスライダーに体が反応した」。振り抜いた打球は右中間へ飛び、走者一掃の適時二塁打に。続く江本悠真(ゆうま)選手(3年)も適時二塁打を放ち、横田選手は力強く本塁を踏んだ。

 相手は昨秋と今春の県大会で準優勝の池田。相手エースをなかなか打ち崩せず、中盤に2点を奪われた。だが、普段通り、「気持ちは熱く、頭は冷静に」と声をかけ合って、集中力を維持し、勝負どころで一気にたたみかけた。

 横田選手は「リードされても、冷静に状況判断できた。1勝でも多く勝って、校歌を歌えるように頑張る」と次戦を見据えた。(吉田博行)