「ボクシング・10回戦」(20日、両国国技館) WBA世界バンタム級7位の那須川天心(25)=帝拳=が、同4位のジョナサン・ロドリゲス(25)=米国=と対戦。3回1分49秒のTKO勝ちで、デビュー4連勝を飾った。 ボクシング4戦目で初の1…

 「ボクシング・10回戦」(20日、両国国技館)

 WBA世界バンタム級7位の那須川天心(25)=帝拳=が、同4位のジョナサン・ロドリゲス(25)=米国=と対戦。3回1分49秒のTKO勝ちで、デビュー4連勝を飾った。

 ボクシング4戦目で初の10回戦。前日の計量では当日朝に半身浴などをこなして水抜きを行い、やや頬がこけた印象。だが、「しっかりとここから戻して回復していく感じ」と問題なしを強調していた。

 言葉通り、序盤から主導権を握った。1回はコンビネーションでボディを打ち込むと、2回は強烈な左ストレートでロドリゲスをぐらつかせた。一気にラッシュを仕掛けたが、ゴングが鳴り仕留めきれず。

 だが、3回は左ボディからアッパー、最後は強烈な左ストレートでロドリゲスが後ろ向きに倒れた。何とか立ち上がったもののレフェリーが止め、4戦目にして初めて流れの中でTKO勝ちを決めた。

 23年4月にプロボクサーとしてデビュー。着実にステップを踏み、「進化しているのが自分でも分かる。全ての動きにおいて変わった動きを見せられると思う。那須川天心の型ができてきた。明日は勝ちにいきたい」と自信をのぞかせていた。

 初めて相手を倒しての勝利。リング上で「やっとやりましたよ。KOできないって言った人、誰ですか?この日のために心を整えてやってきたので、本当にうれしいです。今日はかましたと思います」と胸を張った。