フリーマンの逆転満塁弾でドジャースが勝利(C)Getty Images ドジャースが現地時間7月19日(日本時間20日)、本拠地でのレッドソックス戦に4-1で逆転勝利を飾った。 0-1で迎えた終盤の8回、大谷翔平が一死一塁から左翼へ…

フリーマンの逆転満塁弾でドジャースが勝利(C)Getty Images

 ドジャースが現地時間7月19日(日本時間20日)、本拠地でのレッドソックス戦に4-1で逆転勝利を飾った。

 0-1で迎えた終盤の8回、大谷翔平が一死一塁から左翼へのエンタイトル二塁打で一死二・三塁と好機を演出すると、ウィル・スミスが申告敬遠で歩かされて満塁。ここでフレディ・フリーマンが逆転のグランドスラムを右翼席へ放り込んだ。

【動画】逆転グランドスラム!フリーマンが右翼席へ本塁打を放つシーン

 『ドジャース公式X』は「フレディに近づくために故意に四球を選ぶ? 素晴らしいアイデアだ」と投稿している。

 米メディア『MLB.com』のファン・トリビオ記者は記事の中で「ドジャースはスター選手には事欠かないが、過去3シーズンでフレディ・フリーマンは何度も勝負どころで活躍してきた」と称えた。

 フリーマンは「順位やこれまでの試合内容に関係なく、勝利を収めるのはいつでも良いことだが、特に最初の7イニングを終えた後はなおさらだ」と、7回まで無得点で、終盤にやってきたドラマチックな展開に手放しで喜んだ。

 そして「観客は何かが起こるのを待っていたと思う」とし、「後半戦を勝利でスタートできたのは、ギャビン(ストーン)が素晴らしいピッチングを見せ、ブルペン陣が素晴らしかったからだ」と投手陣を称えていた。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督も「素晴らしいイニングだった」と、8回の攻撃を振り返り、さらに「ギャビンは1失点に抑える素晴らしい仕事をしてくれたし、ブルペンのみんなも素晴らしい仕事をしてくれた」と、指揮官も6回途中1失点に抑えたストーンの投球とブルペン陣に賛辞を贈った。

 故障者が相次いだドジャースだが、チーム一丸で危機を乗り越え、この日もそれぞれが役割をこなして逆転で白星を手にした。

 「ホームランを打つと、いつでも気分がいい」と、フリーマンは笑顔で話したという。「特にチームがそれを必要とする大事な場面ではね。ホームランを打つのはいつだって楽しい」と満足感をにじませるコメントを残し、今後もチームを勝利に導く一発を放つ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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