阪神は20日、育成・川原陸投手(23)を支配下登録することを発表した。背番号は「92」。 川原は創成館から18年ドラフト5位で入団した左腕。1年目から度重なる故障に苦しみ、21年オフに育成契約。22年、23年は2軍でもなかなか結果が出なか…
阪神は20日、育成・川原陸投手(23)を支配下登録することを発表した。背番号は「92」。
川原は創成館から18年ドラフト5位で入団した左腕。1年目から度重なる故障に苦しみ、21年オフに育成契約。22年、23年は2軍でもなかなか結果が出なかったが、23年秋季キャンプで岡田監督から評価を受けた。今年の春季キャンプでも1軍の対外試合に登板し、着実に評価を上げてきた。
鳴尾浜で取材対応した川原の一問一答は次の通り。
-今の気持ちは。
「まずはうれしい気持ちでいっぱいです」
-球団からは。
「故障の期間が長くありましたけど、よく頑張ってくれたということを言われました」
-育成期間振り返って。
「けがで始まってずっとけがのシーズンが多くて、何をやってもうまくいかない時期が長くなって、本当にトレーナーの方々に支えられてやっとここまできたという感じなので。しっかり恩返しできるように頑張りたいなと思ってます」
-支えになったことは。
「僕が育成になっても、家族や友達、チームメートだったり、支えてもらった方々が多いと感じてたので、しっかり1軍で結果出して、しっかり恩返しできるように頑張りたいと思います」
-磨いた武器や、ここを見てほしいというところは。
「キャンプからずっと言ってますが、真っすぐ。自信を持っているというか、そこで勝負していかないといけないなと思ってるので。真っすぐに限らず、強気のピッチングで頑張りたいと思います」
-こういうピッチャーとして1軍で戦力になりたいというイメージは。
「去年であったら桐敷さんとか、後半でたくさん投げていい成績を残していたので。まずは一つ一つですけど後半頑張っていきたいと思います」
-7月末で支配下が迫っていた期間は。
「シーズン始まって、出だしはよかったんですけど、6月後半くらいから徐々に調子が落ちてきた部分を自分でも感じていたので。もう一回見つめ直して後半いいスタートを切れるようにやっていきたいと思ってます」
-意気込み。
「ここからが勝負なので、一日一日を大切にして、シーズン終わってみたらよかったと思えるようなシーズンになったらいいかなと思います」
-ファンへ。
「これから精いっぱい頑張りますので、応援よろしくお願いします」
-田中担当スカウト(現2軍内野守備走塁コーチ)に一言。
「高校、プロ入る前からお世話になってる方なので、秀太さんのためにも頑張りたいと思います」
-高校同期の野口の活躍は。
「うれしい気持ちもありましたし、もっと僕もやらないといけないなという気持ちもありましたし。同級生、高校から一緒に頑張ってきた友達なので、これから僕も頑張って上に上がって一緒に頑張っていけたらいいかなと思ってます」
-背番号は。
「92番と言われました」
-安芸キャンプから岡田監督に名前を出してもらっていた。ここまで手応えを感じていた。
「手応えは特に感じてないですけど、名前を出していただいてたんで、そこはうれしかったなって思いますし、沖縄も出だし悪くなかったし。本当にこれからかなと思います」
-野口の昇格も気持ち的に大きかった。
「そうですね。僕が高卒で入って、野口が大卒が入って、越されているので。どうですかね。悔しい気持ちもありますけど、一緒に頑張りたいっていう気持ちもありますし、負けないようにやっていかないといけないなっていう、いろんな感情があるかなって感じです」
-また1軍で一緒にできる。
「決まってないですけど、まだ上に行けるってのは。けど、チャンスがあるんで、2桁になったということは。このチャンスを逃さないようにしたいです」
-7月の期限が迫る中で、結果を求めてきた。
「そうですね。7月だけを見てきた前半だったので、調子の波もありましたけど。トータルしてよかったかなって思います。いろんなことが積み重なっての今なんで。僕1人の力じゃなく、たくさんの方に支えられて今日の日を迎えたので、まずは感謝を伝えたいです」
-チームメートとは。
「ロッカーで会った人は会いましたけど。コーチの方々は一通りあいさつしました」
-去年の桐敷のように後半、チームを救えればいい。
「もちろんそうですね。1軍で活躍するのがベストだと思ってますし、こっからがほんとに勝負かなという感じですかね。うれしいですけど、勝負の世界なんで。結果を出し続けないといけないので、今年も後半が勝負とか大事なのかなと思います」