大阪桐蔭-米子松蔭  米子松蔭戦に先発した大阪桐蔭・徳山=甲子園【写真提供:共同通信社】

 

18徳山 壮磨(大阪桐蔭3年・投手)
とくやま・そうま 183センチ73キロ 右投右打

先輩たち受け継ぐ「勝てる投手」が世界一を狙う

藤浪 晋太郎(現:阪神タイガース)をはじめとする大阪桐蔭「勝てる投手」の系譜を受け継ぐセンバツ優勝投手。兵庫夢前クラブ(ヤングリーグ)から大阪桐蔭に進学後、ベンチ入りしたのは1年秋。2年春にセンバツでマウンドを経験すると、直後の大阪府大会では1学年上のエースが腰痛を発症したため主戦としてマウンドに立ち、経験を積んだ。

新チームから不動のエース。センバツでは全5試合に登板。39回581球を投げ被安打23・奪三振32・与四死球15・防御率1.62と抜群の安定感で5年ぶり2度目優勝の原動力となった。

上記のデータが示すようにアウトローに決めるストレートと曲がりの鋭いスライダーで打ち取る投球を得意とする。奪三振は連発する、というよりは要所で奪うタイプであり、投手としての嗅覚に加え、バント処理などのフィールディング能力の高さは過去の「勝てる投手」に共通する特徴である。

夏にはさらに成長した姿を披露。大阪大会ではセンバツ決勝の再戦となった履正社との準決勝、強力打線を武器に旋風を巻き起こした公立の雄・大冠との決勝はどちらも完投勝利。チームを3年ぶりの夏の甲子園に導くと、甲子園では2試合に先発し16回を投げて自責点1。与えた四球も1つだけと制球力も抜群だった。

回復力の高い柔軟性に富む体を活かし、最速147キロ以上のキレを生むストレートは、外国人相手にも十分通用するはず。春の日本一をつかんだ右腕は、過去の大阪桐蔭の先輩たちを超える世界一の栄冠を狙う。