「阪神0-1広島」(19日、甲子園球場) 悔しい戦列復帰となった。左肩甲骨の骨折から約1カ月ぶりに1軍に戻った阪神・木浪。昇格後即スタメン起用されるも、3打数無安打1三振と結果を残せず。チームの完敗に厳しい表情で引き揚げた。 「まだまだで…

 「阪神0-1広島」(19日、甲子園球場)

 悔しい戦列復帰となった。左肩甲骨の骨折から約1カ月ぶりに1軍に戻った阪神・木浪。昇格後即スタメン起用されるも、3打数無安打1三振と結果を残せず。チームの完敗に厳しい表情で引き揚げた。

 「まだまだですね。本当に迷惑をかけているので。しっかりここから、やり返すだけ」

 スタメンが発表されると、歓声と拍手が起こった。待望の復帰戦。まずは四回1死で好守を見せた。矢野が放った二遊間へのゴロに懸命に追いついて捕球。素早く一塁へ送球し、間一髪のタイミングでアウトにした。

 一方でミスもあった。五回無死満塁でシャイナーのゴロをファンブル。併殺を取り損ねた。八回2死では秋山の打球を捕球したが、バランスを崩して送球できず、内野安打。いずれも失策はつかなかったが、反省が残った。

 バットで何とか1本出したかった。1点を追う七回2死二、三塁。1打逆転の好機だったが、中飛に倒れた。「そこで点数入って逆転すれば、もっともっとチームも乗っていけたと思う。そこは自分の責任なので、しっかり練習したい」。チームに貢献するために、木浪はさらに状態を高めていく。