「オリックス2-3楽天」(19日、ほっともっとフィールド神戸) あと一歩及ばず、オリックスは中嶋政権初となる前半戦の借金ターンが決定した。それでも西川は卓越した打撃センスで快音を連発。打線が苦戦した先発・早川相手に孤軍奮闘した。 二回無死…

 「オリックス2-3楽天」(19日、ほっともっとフィールド神戸)

 あと一歩及ばず、オリックスは中嶋政権初となる前半戦の借金ターンが決定した。それでも西川は卓越した打撃センスで快音を連発。打線が苦戦した先発・早川相手に孤軍奮闘した。

 二回無死。カウント2-2から左腕の直球を右前にはじき返した。「特に1打席目は良かったですね」。この一打で軌道に乗り、四回2死は中前打。さらに2点を追う六回2死三塁は左腕のカットボールを中前適時打として6月6日・DeNA戦以来、今季4度目の1試合3安打を記録した。

 7月は大好きな時期だ。広島時代の昨季は月間打率・344を記録し、今年も同・333と好調。「夏は割と体が動くので、状態は割と良い方かな」と自信を抱く。

 ただ、1点を追う八回2死一、三塁で左飛に倒れたシーンを挙げ、「ああいうところで打たないといけないので」と悔しさをにじませた。

 それでも夏男の西川の活躍が、反攻には不可欠。「みんなが当たり前のことを当たり前にやれば、良い結果になると思うので」。勝利のために、安打を積み重ねていく。