「中日1-0巨人」(19日、バンテリンドーム) 巨人が両リーグワーストとなる今季15回目の完封負けを喫した。広島が勝ったことで、首位から陥落。先発の戸郷は7回6安打1失点の好投も、打線の援護なく5敗目(7勝)。試合後はエースとして「今日の…

 「中日1-0巨人」(19日、バンテリンドーム)

 巨人が両リーグワーストとなる今季15回目の完封負けを喫した。広島が勝ったことで、首位から陥落。先発の戸郷は7回6安打1失点の好投も、打線の援護なく5敗目(7勝)。試合後はエースとして「今日の敗因は僕かなと思います」と唇をかんだ。

 中日の先発・高橋宏とエース対決となった一戦。八回まで無得点に封じられ、2桁12三振を許した中、戸郷は二回、先頭の細川に先制ホームランを浴びた。フルカウントから勝負球が高めに浮き「あそこが一番飛ぶ選手。それを分かりながら、あそこにいってしまった僕の体のコンディションだったり、そういうところをまた改めて後半戦に向けて、課題が残ったのかなと思います」と悔しそうに振り返った。

 三回以降、立ち直って最少失点にまとめる投球。打線の反撃を待ったが、無援に泣いた。先発投手として十分に責任を果たしたが、「試合を作ったとしても、チームが負けてしまったら意味がないです。そこの責任というのは、先発としてはもっと感じながら投げないといけない」とし、首位陥落に繋がった1敗に「今日は必ず勝たないといけないところでした。本当に申し訳ないと思います」と、最後まで厳しい表情だった。