「阪神0-1広島」(19日、甲子園球場) 広島が前半戦最後のカードの初戦に勝利。7月7日以来の首位浮上となった。敵地・甲子園では5連勝で、今季6戦5勝と虎党泣かせの相性を誇っている。 先発・床田は村上と早くも今季5度目の投げ合い。五回先頭…

 「阪神0-1広島」(19日、甲子園球場)

 広島が前半戦最後のカードの初戦に勝利。7月7日以来の首位浮上となった。敵地・甲子園では5連勝で、今季6戦5勝と虎党泣かせの相性を誇っている。

 先発・床田は村上と早くも今季5度目の投げ合い。五回先頭からは4者連続三振を奪うなど、力強い直球を軸に、六回まで順調に0を並べた。

 大ピンチは1点リードの七回だった。先頭から3連打を浴び、無死満塁。しかし、坂本には遊ゴロを打たせ、注文どおりのホームゲッツー。木浪も中飛に封じ、グラブを2回たたきベンチへ戻った。この回で降板した左腕は7回7安打無失点、6奪三振の好投。リーグ単独トップに立つ9勝目を手にした。

 打線は両軍無得点で迎えた五回。先頭はこの日、今季初の1軍昇格を果たし、プロ初の「5番・左翼」で起用された中村貴。村上に対し、追い込まれながらフォークを中前にはじき返した。

 その後、無死満塁となり、シャイナーの内野ゴロ間に1点を先制。続く1死一、三塁の好機では床田が一ゴロ。三走・坂倉は三本間で挟殺され、追加点を奪えなかった。