「中日1-0巨人」(19日、バンテリンドーム) 巨人が両リーグワーストとなる今季15回目の完封負けを喫した。中日・高橋宏の前に2桁12三振を許すなど沈黙。先発・戸郷は7回6安打1失点の好投も、打線の援護なく5敗目(7勝)となった。 苦しい…

 「中日1-0巨人」(19日、バンテリンドーム)

 巨人が両リーグワーストとなる今季15回目の完封負けを喫した。中日・高橋宏の前に2桁12三振を許すなど沈黙。先発・戸郷は7回6安打1失点の好投も、打線の援護なく5敗目(7勝)となった。

 苦しい試合展開だった。試合は二回、2試合連続で「6番・三塁」で先発起用された坂本が二塁内野安打で出塁した。2死走者なしで迎えた第1打席。中日の先発・高橋宏に対して1ストライクから2球目、153キロの内角球をスイングした。

 コンパクトに腕をたたんで一、二塁間へ打ち返すと、二塁手・板山のグラブをはじく内野安打となった。2軍再調整前6月16日・日本ハム戦(エスコン)以来、実に33日ぶりに放った1本。1軍復帰後、10打席目で待望のHランプがともった。

 それでも打線がつながらず、四回には先頭・吉川が左前打で出塁。ヘルナンデスの打席で暴投が絡み、無死二塁のチャンスを作ったが、助っ人が空振り三振に倒れると、岡本和も空振り三振。大城卓も二ゴロに倒れて無得点に終わった。七回には、岡本和が左翼ポール際に特大飛球を放ったが、わずかに左にそれてファウルとなった。

 先発の戸郷は二回、細川にソロ本塁打を浴びたが、以降も粘って最少失点にまとめる投球。エースとして十分に試合を作ったが、打線の無援に泣いた。