◆大相撲 ▽名古屋場所6日目(19日・ドルフィンズアリーナ) カド番の大関・貴景勝(常盤山)が4敗目を喫した。立ち合いから平幕・若元春(荒汐)に頭で当たった。得意の突き押しで、前に出たが本来の力強さは鳴りを潜めた。押し切れないと、左ですくい…

◆大相撲 ▽名古屋場所6日目(19日・ドルフィンズアリーナ)

 カド番の大関・貴景勝(常盤山)が4敗目を喫した。立ち合いから平幕・若元春(荒汐)に頭で当たった。得意の突き押しで、前に出たが本来の力強さは鳴りを潜めた。押し切れないと、左ですくい投げを打つも決められず。体勢を整えた若元春に右上手を許して、最後は送り出された。「もう(時間は)戻って来ないので明日に向けてやっていきたい」と悔しさをかみしめた。

 9度目のカド番。6日目を終えて2勝4敗と苦しい戦いは続く。八角理事長(元横綱・北勝海)は「いい相撲ではない。相手は残れると思っている。あと一歩が出ない」と指摘した。貴景勝は「調子のいい、悪いでは考えていない。集中して(次の)一番に向けてやるだけ」と7日目以降を見据えた。