スキーンズは規定投球回未満ながら6勝0敗、防御率1.90をマーク 怪物新人の躍進が止まらない。MLB公式X(旧ツイッター)は18日(日本時間19日)、「MLB公式サイトのピッチャーパワーランキングでポール・スキーンズが1位に一気に躍り出た」…

スキーンズは規定投球回未満ながら6勝0敗、防御率1.90をマーク

 怪物新人の躍進が止まらない。MLB公式X(旧ツイッター)は18日(日本時間19日)、「MLB公式サイトのピッチャーパワーランキングでポール・スキーンズが1位に一気に躍り出た」と投稿。パイレーツのルーキー右腕が並みいる好投手を抑えて1位の座に浮上し、米ファンからは「すでにレジェンド」「素晴らしい」と賛辞を送っている。

 22歳のスキーンズは昨夏のドラフトで全体1位指名。今年5月にメジャー昇格を果たすと、平均99.1マイル(約159.5キロ)のフォーシーム、スプリットとシンカーを組み合わせた変化球「スプリンカー」を軸に好投を続け、前半戦を無傷の6勝、防御率1.90をマークした。球宴の先発投手にも選ばれ、1回無失点で大役を果たした。

 規定投球回には達していないものの、鮮烈すぎる快投で早くも“投手ランキング1位”に浮上。「信じられない才能の持ち主だ。彼の右腕が故障しないことを祈るよ」「驚きはないね。スキーンズはビーストだ」「この時点で議論の余地はない。彼はNo.1だ」などとコメントが寄せられ、米ファンは今回の1位選出に納得しているようだ。新人王はもちろん、サイ・ヤング賞の可能性も十分ある。

 また、スキーンズは彼女のダンさんも超有名。同じルイジアナ州立大の体操選手でインスタグラム532万人、TikTok800万人のフォロワーを誇る。6月末に行われた米スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれる「ESPY賞」に招待された他、MLBオールスター戦のレッドカーペット賞でも多くの注目を集め、スキーンズの投球中にも頻繁にカメラで抜かれていた。(Full-Count編集部)