元ロッテで野球解説者の里崎智也氏が17日放送のABC「これ余談なんですけど…」に出演。2008年の北京五輪を振り返り「あのエラーがなかったらなあ」と恨み節をもらした。 この日は「世界を知る元日本代表コンビ」として、競泳の寺川綾さんと出演し…

 元ロッテで野球解説者の里崎智也氏が17日放送のABC「これ余談なんですけど…」に出演。2008年の北京五輪を振り返り「あのエラーがなかったらなあ」と恨み節をもらした。

 この日は「世界を知る元日本代表コンビ」として、競泳の寺川綾さんと出演した。里崎氏は、星野仙一監督が率いた2008年の北京五輪に出場したが、準決勝の韓国戦、3位決定戦での米国戦に連敗。4位に終わった。

 里崎氏は「頑張って4位になりました」と胸を張り、MCのかまいたちらから「凄いですよ」と拍手をもらったが、里崎氏は「帰ってくるのが地獄でしたよ」と吐露。2006年のWBCで世界一になった直後だっただけに、「金メダルは当たり前でしょ、くらいの雰囲気で行ったから、メダルもなく4位ですから、地獄でした」と振り返った。

 一方の寺川さんは、ロンドン五輪で銅メダルを2つ獲得した。ポーチに入れたメダルを取り出しながら、隣席をチラ見して「里崎さんに申し訳ない」と苦笑。里崎氏はメダルをのぞき込んで「ああ、あのエラーがなかったらなあ」とつぶやいた。

 「あのエラー」とは、3決の米国戦で4対1でリードした3回裏に、G.G.佐藤選手が平凡なフライを落球したプレー。日本はそこからピンチを迎え、同点となる3点本塁打を喫してしまい、結局、逆転負け。メダルを失う結果となった。

 里崎氏は「絶対、99・99%捕ったなと思ったのが、スローモーションで白球が芝生に落ちたのがなかったら、俺にもあったのに!」と銅メダルを指さして、恨み節をぶちまけた。

 濱家隆一が「テレビの向こうでG.G.さんが泣いてますから」「諦めましょう」とツッコミ、スタジオでは大笑いとなった。