「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(20日、両国国技館) 王者・中谷潤人(26)=M・T=と指名挑戦者で同級1位のビンセント・アストロラビオ(27)=フィリピン=が19日、都内のホテルで前日量を行った。 53・5キロのリミ…

 「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(20日、両国国技館)

 王者・中谷潤人(26)=M・T=と指名挑戦者で同級1位のビンセント・アストロラビオ(27)=フィリピン=が19日、都内のホテルで前日量を行った。

 53・5キロのリミットに対し、中谷は53・2キロの300グラムアンダー、アストロラビオは53・3キロの200グラムアンダーで一発パスとした。約15秒のフェースオフを行い、挑戦者が右手で中谷が肩に担ぐベルトを指さすと、王者は余裕の笑みで応えた。

 バンタム級2戦目の中谷は、ここまでの減量について「前回よりもいい感じに体重もスムーズでしたし、この(計量を)待っている時間もそこまでだるさも感じなかった」と手応え。リカバリーは「うなぎ丼とオムライス」を定番にしており、いつものルーティンで当日に向けて体を整える。

 初防衛戦にも気負いは見せず「ようやく今までがんばってきたことができる楽しみがある。この状況は自分しか味わえないので、思う存分楽しんで結果を出したい」と力を込めた。