(18日、第106回全国高校野球選手権石川大会2回戦 金沢商0―7門前) 「耐えて耐えて耐え抜いたら、必ずチャンスが来る」。追いかける苦しい展開に、金沢商の主将西口秀捕手(3年)は何度もチームに語りかけた。 自身は4打数で長打を含む2安打…

 (18日、第106回全国高校野球選手権石川大会2回戦 金沢商0―7門前)

 「耐えて耐えて耐え抜いたら、必ずチャンスが来る」。追いかける苦しい展開に、金沢商の主将西口秀捕手(3年)は何度もチームに語りかけた。

 自身は4打数で長打を含む2安打。ただ門前の石田煌峨(こうが)投手(2年)を前に打線がつながらず、無得点に抑えられた。

 負けて門前が校歌を歌う姿を見て、涙が止まらなかった。記録員の浜崎美里さん(3年)が優しく肩をたたく。「いいキャプテンやった。やってくれてよかったよ」

 野球はこれで最後。後輩たちに「この経験を次につなげてほしい」と話した。(小崎瑶太)