必勝ローテで前半締めじゃ!広島は19日から甲子園で行われる阪神との3連戦に床田寛樹投手(29)、大瀬良大地投手(33)、九里亜蓮投手(32)が先発する見通しとなった。先陣を切る床田は阪神・村上と、早くも今季5度目の投げ合い。先制点を試合の…

 必勝ローテで前半締めじゃ!広島は19日から甲子園で行われる阪神との3連戦に床田寛樹投手(29)、大瀬良大地投手(33)、九里亜蓮投手(32)が先発する見通しとなった。先陣を切る床田は阪神・村上と、早くも今季5度目の投げ合い。先制点を試合のポイントとした左腕は、リーグ単独トップの9勝目を狙う。

 鯉が誇る3投手で前半戦を締めくくる。混戦が続くセ・リーグを抜け出すためには負けられない阪神との3連戦。先陣を切る床田は「勝てればいいかなと思います」と短い言葉に思いを込めた。

 初戦の阪神先発は早くも今季5度目の投げ合いとなる村上。ここまでは2勝2敗と互角の戦いを繰り広げている。投手戦が予想される中、試合のカギとして挙げたのが先制点。「良い投手相手に先手を取られるときつくなる。そこを何とか粘り強く投げたい」。左腕は2試合連続で初回失点しており、立ち上がりが大きな分岐点となりそうだ。

 前回12日・ヤクルト戦では6回3失点の粘投。速球の球速アップを心がけ、制球が乱れる場面もあったが4戦ぶりとなる8勝目を手にした。「スピードを上げればファウルも取れるし、空振りも取れる。(直球を)ケアすれば遅い球が生きてくる」と緩急自在な投球に磨きをかけ、リーグ単独トップの9勝目を狙う。

 2戦目は防御率トップの大瀬良、3戦目は九里が登板予定。この3人が同一カードで登板するのは、昨年8月29~31日の巨人戦以来となる。新井監督が「前半戦も残り3つ。良い形で終えられるように」と送り込む自慢の投手陣。この日はマツダスタジアムで行われた投手指名練習で汗を流した。首位・巨人とは1ゲーム差。18年以来となる首位ターンへ向け、いざ出陣だ。