「ウエスタン、オリックス1-6阪神」(18日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲) 戦闘準備は整った。左肩肩甲骨の骨折で離脱していた阪神・木浪が「2番・遊撃」で出場し、1軍合流予定の19日・広島戦(甲子園)に向けて最終チェック。「試合に出…

 「ウエスタン、オリックス1-6阪神」(18日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲)

 戦闘準備は整った。左肩肩甲骨の骨折で離脱していた阪神・木浪が「2番・遊撃」で出場し、1軍合流予定の19日・広島戦(甲子園)に向けて最終チェック。「試合に出られたというのが一番の進歩でもありますし、ここからが大事。しっかりやっていきたい」と強い覚悟で戦列に戻る。

 強い日差しが照りつけた舞洲で、試合勘を取り戻しながら軽快な動きを見せた。初回1死の第1打席では、フルカウントから低めのボール球を見極めて四球で出塁。その後は一ゴロ、左飛と安打こそなかったが、投手との対戦を重ねて状態を確認した。

 6月15日ソフトバンク戦(みずほペイペイ)で負傷して約1カ月。16日のウエスタン・オリックス戦(杉本商事)で実戦復帰し、翌17日の同戦では復帰後初安打を放った。小幡が負傷したこともあって、わずか3試合での昇格となるが、和田2軍監督は「打席もしっかり立てた中で、守備も足の運びも全然問題ない。(1軍に)新しい風を運んでほしいね」と期待を寄せる。

 上位大混戦のセ・リーグ。球宴まで残すは2位・広島との3連戦(甲子園)のみだ。再びチームの力となるため、リハビリと並行してトレーニングにも懸命に励んできた。「キャンプ以上にやることができた。あとは思い切ってやるだけかなと思います」。取り組みの成果を存分に発揮し、勝利を呼び込む。