(18日、第106回全国高校野球選手権栃木大会2回戦 国学院栃木3―1足利大付) 1回戦で栃木商との継続試合に競り勝ち、勢いに乗ってシード校にぶつかった足利大付。試合前の円陣で「まずは恐れないこと」と仲間を鼓舞したのは、エースの丸山遥也(3…

(18日、第106回全国高校野球選手権栃木大会2回戦 国学院栃木3―1足利大付) 1回戦で栃木商との継続試合に競り勝ち、勢いに乗ってシード校にぶつかった足利大付。試合前の円陣で「まずは恐れないこと」と仲間を鼓舞したのは、エースの丸山遥也(3年)だった。

 「シードといっても同じ高校生」。相手打線に臆しない大胆な投球を見せた。球速90キロに満たないカーブと130キロ台の速球で、大きく緩急をつけ、一昨年の優勝校を翻弄(ほんろう)した。

 惜しまれたのは杉原颯太(2年)に許した2本の本塁打。「内角を攻めたが甘かった」と悔やんだ。失点はこの本塁打だけだった。「新チームは小島誓神(2年)を中心に頑張ってほしい」と打倒シードの願いを託した。(津布楽洋一)