高橋は7月にきて状態を上げてきている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext  前半戦も残り3試合、リーグ5位の中日は7ゲーム差をつけられている首位巨人に19日から本拠地、バンテリンドームで臨む。 今季は…

 

高橋は7月にきて状態を上げてきている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 

 前半戦も残り3試合、リーグ5位の中日は7ゲーム差をつけられている首位巨人に19日から本拠地、バンテリンドームで臨む。

 今季はまれにみる混セとなっている中、前半最終カードで少しでも差を詰めておきたいところ。初戦は先にマダックス完封も話題となった好調な高橋宏斗が先発予定、打線では開幕4番の中田翔の復帰に期待も高まる中、ひそかに注目されているのは今季プロ13年目、30歳シーズンを迎えている高橋周平のパフォーマンスにもある。

【動画】この勝負強さを待っていた!高橋が伊藤から放った逆転3ランシーン

 

 今季はキャンプ2軍スタートながら、オープン戦で結果を残し、「3番・三塁」で開幕スタメンを勝ち取ると特に4月の一時首位に立った時期は勝負強さが光った。

 ただ4月16日のヤクルト戦(バンテリン)のプレーで負傷、その後右ふくらはぎの肉離れで登録抹消となり、同時期にチームも苦しい時期を過ごした。復帰は交流戦、6月11日の日本ハム戦(エスコン)から。

 その高橋は7月に入ってさらに状態を上げてきている。13日の阪神戦(バンテリン)では2点を追う2回無死二、三塁の好機に相手先発左腕、伊藤将司のカーブを捉えて、逆転の2号3ランをマーク、乱打戦を制する効果的な一発を放つと、翌14日の阪神戦でも延長10回一死一、二塁の好機に左中間適時二塁打をマーク、試合は敗れたものの勝負強さが光った。

 7月の打率は「.381」、出塁率「.435」、長打率は脅威の「.619」(16日現在)を誇る。

 11年のドラフト1位入団、長年チームを主力として支えてきた背番号3も昨季は86試合出場で打率「.215」、14打点、プロ入り初の本塁打なし。サードスタメンを若手の石川昂弥に譲る機会も増え、ファンを心配させていた。
 
 勝負強い打撃に加え、守備でも安定した力を発揮できるのが高橋の強みともいえる。2年連続最下位に沈み、今季こそV奪回を目指すチームのキーマンとなれるか。引き続きの活躍を期待したい。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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