(18日、第106回全国高校野球選手権青森大会準々決勝、青森山田6―1八戸学院光星) 今春の選抜大会の出場校同士の対戦となった一戦は、選抜8強の青森山田が制した。 青森山田は四回、4番打者の原田純希の右翼への2点本塁打で先制。五回も原田が2…

(18日、第106回全国高校野球選手権青森大会準々決勝、青森山田6―1八戸学院光星)

 今春の選抜大会の出場校同士の対戦となった一戦は、選抜8強の青森山田が制した。

 青森山田は四回、4番打者の原田純希の右翼への2点本塁打で先制。五回も原田が2打席連続となる2点本塁打で突き放した。六、七回にも1点ずつを加えた。

 八戸学院光星は九回に1点を返した。さらに2死満塁と攻めたが、及ばなかった。

 青森山田は、1999年の全国選手権大会で8強入りし、この後県内のライバル光星学院(現八戸学院光星)とともに2強として切磋琢磨(せっさたくま)してきた。2004年から青森大会を6連覇したこともある。

 昨秋は、県大会、東北大会の決勝でいずれも八戸学院光星を破って優勝。今春の選抜大会でも、強豪の広陵(広島)相手に、終盤の驚異的な粘りでサヨナラ勝ちするなどして8強入りした。

 八戸学院光星は00年の全国選手権大会で4強入り。前年8強の青森山田に続く活躍で、それまで高校野球弱小県と思われてきた青森勢のイメージを大きく覆した。

 11年夏からは、田村龍弘(ロッテ)、北條史也(元阪神など)らの活躍で3季連続準優勝を果たした。夏は22、23年と連続出場し、出場回数が青森山田を超える12回となった。