◆プロボクシング ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦12回戦 同級2位・加納陸―同級3位アンソニー・オラスクアガ(7月20日、東京・両国国技館) トリプル世界戦、那須川天心(帝拳)のボクシング第4戦などの公式記者会見が18日…

◆プロボクシング ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦12回戦 同級2位・加納陸―同級3位アンソニー・オラスクアガ(7月20日、東京・両国国技館)

 トリプル世界戦、那須川天心(帝拳)のボクシング第4戦などの公式記者会見が18日、東京・文京区の東京ドームホテルで行われ、WBO世界フライ級王座決定戦でWBO世界同級2位・加納陸(大成)と対戦する同級3位アンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)が「準備は整えた。世界チャンピオンになるのが夢だった。最大の夢を実現したい」と闘志を見せた。

 3日に来日してからは、幼なじみのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)の自宅に泊まって調整。「最高のシェフだ」という中谷の母・府見子さんが作ってくれる減量メニューを食べながらコンディションを整えてきた。「今の天候は汗がかきやすくて、体重を落とすのに役立っている。減量は問題ない」と話した。対戦相手については「ハングリーな思いで来ると思う。それを上回るスピリットで勝ちたい」と力を込めた。

  オラスクアガは2023年4月には、WBA&WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)統一王者・寺地拳四朗(BMB)に挑戦したものの、9回TKO負け。それでも王者を圧倒する場面も見せるなど、一気に日本のファンも増えた。指導するルディ・エルナンデス・トレーナーは「いい状態に仕上がっている。成果を出せるか見ものだが、もちろん出せるよ」と自信を見せた。

 戦績は26歳の加納が17勝(8KO)3敗1分け、25歳のオラスクアガが6勝(4KO)1敗、26歳の中谷が27戦全勝(20KO)、27歳のアストロラビオ(フィリピン)が19勝(14KO)4敗。

 試合はPrime Videoで生中継される。