「ボクシング・WBO世界フライ級王座決定戦」(20日、両国国技館) WBO世界フライ級王座決定戦に臨む2位の加納陸(26)=大成=と3位のアンソニー・オラスクアガ(25)=米国=が18日、都内で開かれた記者会見に出席した。 加納は2016…

 「ボクシング・WBO世界フライ級王座決定戦」(20日、両国国技館)

 WBO世界フライ級王座決定戦に臨む2位の加納陸(26)=大成=と3位のアンソニー・オラスクアガ(25)=米国=が18日、都内で開かれた記者会見に出席した。

 加納は2016年8月20日、WBO世界ミニマム級王座決定戦で高山勝成に6回負傷判定で敗れて以来、8年ぶり2度目の世界戦となる。

 試合のテーマを「ホントに勝ちにこだわった試合をして、世界のベルトを取り切る」とした加納は「全体的な底上げだったり、チャンスに仕留めにいけるスタミナ面の強化だったり、たくさんのトレーニングをこなしてきました」と練習を振り返り、「どう考えても打ち合いにはなると思うので、しっかり打ち勝つ試合内容を見せていきたい。20日は自分の名前がリング上で読み上げられて、世界のベルトを巻いている姿をお見せしたい」と、戴冠を宣言した。

 丸元大成会長は「5月に走り込み合宿を終えて、フィリピンから世界ランカー呼んで120ラウンドのスパーリングを行った。どのような展開になっても打ち勝てるような引き出しを作ってきた。あとはどれだけ本人が強い気持ちを持って、チャレンジャーの気持ちを持って臨んでくれるかが鍵になると思う」と話した。

 オラスクアガは同日にWBC世界バンタム級王座の初防衛戦を行う中谷潤人とは10年来の親友で、今回も米合宿を共にし、3日の来日後は中谷家に滞在。3戦連続で日本での試合となる。

 「とても素晴らしいトレーニングキャンプを(中谷と)一緒に行えた。自分自身が持つ最大の夢をかなえるためにチャンピオンになりたい。(加納は)とてもハングリーな思いで戦いに来ると思うので、それを上回るスピリットで勝ちに行こうと思う」と意気込みを示していた。