「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(20日、両国国技館) 2月に獲得した王座の初防衛戦で、指名挑戦者で同級1位のビンセント・アストロラビオ(27)=フィリピン=と対戦する王者・中谷潤人(26)=M・T=が18日、都内のホテ…

 「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(20日、両国国技館)

 2月に獲得した王座の初防衛戦で、指名挑戦者で同級1位のビンセント・アストロラビオ(27)=フィリピン=と対戦する王者・中谷潤人(26)=M・T=が18日、都内のホテルで記者会見を行った。

 2月のサンティアゴ戦に続き、今回がバンタム級2戦目。防衛戦に向けて「さらに大きな“ビッグファイト”、というものを期待してもらえるような試合にしたい」と意気込み、対戦相手の挑戦者については「好戦的でパワフルな選手なので、すごく集中して戦っていく必要があるなと思っているのと、しっかり調整もできたので、20日が楽しみです」と語った。

 先を見据えた中谷の言葉だったが、「ビッグファイト」とは具体的に何を指すかを問われると「まずは統一戦」ときっぱり。バンタム級の世界タイトルはWBAが井上拓真、IBFが西田凌佑、WBOが武居由樹と日本勢が独占しているが、「そういった選手たちとやっていきたい」と話した。自身以外の3人の王者の中で、今最も対戦したい相手を問われると「井上拓真選手とやりたいという気持ちは強くあります」と強い意欲を示した。