「高校野球東東京大会・4回戦、帝京2-1城東」(18日、神宮球場) 春の東京王者で、13年ぶりの甲子園を目指す帝京が、都立の強豪・城東に辛くも勝利し5回戦に駒を進めた。金田優哉監督は「よく耐えた。鍛えてきたかいがありました。今日はバッテリ…

 「高校野球東東京大会・4回戦、帝京2-1城東」(18日、神宮球場)

 春の東京王者で、13年ぶりの甲子園を目指す帝京が、都立の強豪・城東に辛くも勝利し5回戦に駒を進めた。金田優哉監督は「よく耐えた。鍛えてきたかいがありました。今日はバッテリーに尽きると思います」と振り返った。

 エースの力投が勝利を呼んだ。帝京・小野寛人投手は、序盤4回を完全投球と完璧な立ち上がり。五回に初めての走者を出してから一時同点とされるも、終盤のピンチでは粘り、9回1失点完投。リードを守り切った。金田監督は「序盤からボールの質がよかった。どこまで持つかと思ったけど、意地を出してくれた」とたたえた。

 打線は四回に丹羽心吾捕手のソロで先制。同点の七回は、奈良飛雄馬内野手の適時打で決勝点を挙げた。春の公式戦では計16本塁打を放った強力打線はこの日、7安打2得点となかなか振るわず。苦しい戦いになったが、ロースコアの接戦をものにした。「こういうゲームをものにしていくことがつながっていくと思う。一戦必勝でここからまた上げていきたい」と力を込めた。