第106回全国高校野球選手権島根大会(島根県高校野球連盟、島根県教育委員会、朝日新聞社主催)第4日は17日、県立浜山公園野球場と松江市営野球場で、2回戦6試合があった。浜田は、一時5点差をつけられながらの逆転勝ち。大東は今大会初のタイブレ…

 第106回全国高校野球選手権島根大会(島根県高校野球連盟、島根県教育委員会、朝日新聞社主催)第4日は17日、県立浜山公園野球場と松江市営野球場で、2回戦6試合があった。浜田は、一時5点差をつけられながらの逆転勝ち。大東は今大会初のタイブレークを延長十一回サヨナラで、江津工もタイブレークを延長十回サヨナラで制した。

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(17日、第106回全国高校野球選手権島根大会2回戦 浜田14-6三刀屋)

 序盤、浜田を大きくリードした三刀屋。立役者となったのが、4安打3打点の活躍をみせた岡田陸来(りく)選手(3年)だ。

 一回、無死二塁から好機を広げる左前安打。狙っていたストレートを打ち返した。相手先発は球速が150キロを超えると聞いていた右の本格派。チームはピッチングマシンを使って160キロの球を打つ練習をしてきた。

 三回の第3打席は2死満塁の好機。「変化球をうまくとらえられた」。打球は中堅手を越え、走者一掃の三塁打となり5点差をつけた。

 4打席目は左越え二塁打。5打席目も安打で出塁し、この日二つ目の盗塁を成功させた。試合後、負けた悔しさは隠せなかったが、「(自分自身は)力を100%出し切った」。(石川和彦)