「大相撲名古屋場所・5日目」(18日、ドルフィンズアリーナ) 東前頭12枚目の朝乃山(30)=高砂=が休場した。日本相撲協会に「左膝前十字靱帯(じんたい)断裂、左膝内側側副靱帯損傷、左大腿(だいたい)骨骨挫傷にて、現時点では約2カ月の休務…

 「大相撲名古屋場所・5日目」(18日、ドルフィンズアリーナ)

 東前頭12枚目の朝乃山(30)=高砂=が休場した。日本相撲協会に「左膝前十字靱帯(じんたい)断裂、左膝内側側副靱帯損傷、左大腿(だいたい)骨骨挫傷にて、現時点では約2カ月の休務、加療を要する見込み」との診断書を提出した。休場は2場所連続通算13度目で、昨年名古屋場所以降の7場所では5度目となる。

 朝乃山は4日目の一山本戦で押し倒されて初黒星を喫した際、左膝を負傷。自力で立ち上がれず、車いすに乗せられて引き揚げ、病院へ向かっていた。

 師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)によると、手術する方向。「しっかり治すこと。半年とかはかかるでしょう」と回復までの見解を示した。今場所を含む年内の残り3場所を休場となれば、幕下以下への転落は確実となる。

 朝乃山は4月25日の千葉・木更津巡業で右膝内側側副靱帯を損傷し、夏場所を全休。復帰直後にまたアクシデントに見舞われた。師匠は「本人が一番悔しい。『しっかり治そう』と話した。落ち込むけど、リハビリして、しっかり復活させたい」と弟子を気遣った。

 朝乃山は4日目まで3勝1敗だった。5日目の対戦相手、翠富士は不戦勝となる。