B1レバンガ北海道は17日、札幌市内で新シーズン契約選手の会見を行った。下部組織のU18から「U22枠」で加入したSF内藤耀悠(てるちか、18)は、各世代別の日本代表を経験してきた超有望株。「1秒でも長くコートに立てるよう練習し、自分の存…

 B1レバンガ北海道は17日、札幌市内で新シーズン契約選手の会見を行った。下部組織のU18から「U22枠」で加入したSF内藤耀悠(てるちか、18)は、各世代別の日本代表を経験してきた超有望株。「1秒でも長くコートに立てるよう練習し、自分の存在価値を上げていきたい」と目標と掲げた。

 「ユース育成特別枠」でトップチーム登録された22年には、千葉戦に初出場してBリーグ最年少記録(16歳)を打ち立て、昨季も3試合を経験。強じんな肉体を武器に世代別日本代表でも活躍し、17歳で選出された昨年のU19W杯(ハンガリー)では過去最高の8位と躍進した。

 ユース世代では申し分ない実績を残したが、ここからは「プロ」の世界。「ゼロからのスタート。結果を出せなければ、外されてもおかしくない。プレータイムを勝ち取っていくしかない」と気を引き締めた。今年2~4月のスペイン留学で自信を増した「ドリブルコントロール」などでアピールしていく構えだ。筋金入りの新戦力に、桜井良太GM(41)は「ワクワクしている。チームに競争をもたらす存在になってほしい」と期待を口にした。(石井 睦)

 ◆内藤 耀悠(ないとう・てるちか)2006年1月11日、札幌市生まれ。18歳。ポジションはスモールフォワード。小1から新琴似北ミニバスケット少年団で競技を始め、新琴似中ではレバンガU15、道文教大付高では同U18に所属。BリーグU18チャンピオンシップの連覇に貢献し、2年連続MVPに選ばれた。191センチ、97キロ。

 PG寺園脩斗(30)「昨季(17勝43敗で東地区7位)は結果が出ない中、チームとしてはヘッドコーチのやりたいことを明確にして、それに全力で取り組んだ。残っている選手も多く、しっかりステップアップして昨季以上の成績を出さないといけないと思っている」

 SG/SF関野剛平(29)「(昨季、渋谷からレバンガに復帰し)環境もメンバーも変わって考えてしまう時期があった。2年目でだいたい分かってきて、迷いなく出発できる。背番号は元々の1番に変わり、戻ってきたなと。もっと勝ちにこだわっていきたい」