「西武6-0オリックス」(17日、ベルーナドーム) オリックスは今季14度目の完封負けを喫し、再び自力優勝の可能性が消滅した。エースの宮城が5回2/3を6安打5失点でKOされ、打線は3安打のみ。青山に初勝利を献上し、2カード連続の負け越し…

 「西武6-0オリックス」(17日、ベルーナドーム)

 オリックスは今季14度目の完封負けを喫し、再び自力優勝の可能性が消滅した。エースの宮城が5回2/3を6安打5失点でKOされ、打線は3安打のみ。青山に初勝利を献上し、2カード連続の負け越しだ。

 試合後、中嶋聡監督が言及したのは攻撃陣について。「どれだけ必死にやっているかですね。淡々と見えないようにしてほしい。それ(必死さ)が今日は西武に見えたわけですし、ああいう連打になるわけですし」。愚直に勝利を追い求めて一球一球に食らいつく必死さ、簡単に終わらせない打席での姿を求めている。

 「現時点で一番弱いんじゃないですかね、っていう感じがします」。そう危惧を抱く、指揮官の表情は厳しかった。前半戦最後のカードとして、19日から4位の楽天3連戦(ほっと神戸)を戦う。5位からの順位浮上の可能性があるだけに、ナイン一丸で戦うしかない。