(17日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 近大新宮5―3箕島) 箕島の丸山佳佑投手(3年)は先発のマウンドに立ち、5回を1失点に抑えた。 春季大会の初戦でも先発。しかし、初回にチームは16失点。悔しさから、下半身を強化するト…

 (17日、第106回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦 近大新宮5―3箕島)

 箕島の丸山佳佑投手(3年)は先発のマウンドに立ち、5回を1失点に抑えた。

 春季大会の初戦でも先発。しかし、初回にチームは16失点。悔しさから、下半身を強化するトレーニングや投球フォームの確認に力を入れてきた。

 迎えた夏、一回裏1死満塁。「ひよったら負け。(春の)経験を生かし、仲間を信じて強気で」と自分に言い聞かせた。球を低めに集め、左飛と三振で無失点に抑えた。

 チームは終盤に逆転を許した。「1勝したかったので悔いは残るが、自分なりにやりきった」

 この春、12人だったチームに、1年生が12人加わり、競争が生まれた。「(1年間は)すぐ終わる。つめるところをつめて練習してほしい」と後輩に思いを託した。(周毅愷)