「ウエスタン、オリックス2-1阪神」(17日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲) 阪神は得点圏であと一本が出ず、八回、九回と追い上げを見せたが1点差で敗戦となった。 先発の青柳は4回9安打4失点。初回、安打を出したが得点を与えなかった。…

 「ウエスタン、オリックス2-1阪神」(17日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲)

 阪神は得点圏であと一本が出ず、八回、九回と追い上げを見せたが1点差で敗戦となった。

 先発の青柳は4回9安打4失点。初回、安打を出したが得点を与えなかった。二回からは連打されるなど、毎回の失点を許して苦しい展開となった。ベタンセスは1回1安打無失点だった。持ち前の剛速球で3奪三振と自己最速タイの158キロを計時した。

 打線は木浪が復帰5打席目で初安打。六回1死に2球目の直球を中前にはじき返した。守備も遊直や遊ゴロを軽快に処理し、上がり調子の状態をアピールした。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -木浪は昨日から段階を上げた。

 「まあまあ守備は問題ないし。バッティングの方も感じは悪くない中で、やっぱり一本出るのと出ないのは気分的にも違うし。最後ね、一本出て明日ちょっとフルに近い形。フルとは言わないけど、これだけ暑いしね。近い形で出られれば、もう十分いけるという判断になってくると思うんで。まあまあちょっと今日出たから明日の様子を見ながら進めていきます」

 -青柳が試しながらだと思うが、失点を重ねた。

 「そうだね、今日は右打者も普通に対応されてたんで。球自体が良くなかったのか、コースなのか。本人ね、そんなのはもう自分で分析して百も承知だろうから。次の登板までにしっかり修正してくると思う。そこら辺、キャッチャーの勉強にもなるだろうからね。ゲームが4回で終わってからも、中川と一緒にああだこうだっていう話をずっとしてたんで。バッテリーで感じたところがあっただろうから、そこら辺のところをしっかり修正して次に臨んでほしいね」

 -百崎がいいところで打って、守備でも。

 「いいところかどうかは別として。久しぶりにしっかり振り抜いて。点にはつながらなかったけどね。先頭バッターっていうところでちょっとね、やっぱりここんところ疲れもたまってきてるし、バットが振れないっていう時期があったけど。久しぶりに振り抜いたヒットが出て、またちょっと感じも戻ってくるかもしれないし。また明日以降ね、楽しみにしています」

 -ベタンセスが最近いいピッチング。

 「ストライクさえ取れれば。やっぱり150キロ後半を投げるピッチャーなんでね、そう簡単には打たれないと思うし。スライダーも曲がり幅を考えながら。今まで大きく曲がりすぎてたんで、その幅を小さくしようっていうことでね。ストライクも取れるようになってきてるしね。あとはランナーが出た時にね、課題はあるとしても。球自体は非常にいいものを持ってるんで、それをしっかりと内外に投げ分けられるようになってきたら面白いというかね。真っすぐもだんだん上がってきてるよね、ガンもね。状態も良くなりつつあるんで、まあこのままというかな。あとはやっぱりいくら早くてもっていうところがあるんで、しっかりとコントロールできるようになると面白い存在になってくるかな」

 -津田はいったん中継ぎで起用していく。

 「だからどうしても先発すると出力が下がってしまうんで、今日ぐらいの腕の振り、ガンにしてもやっぱあんだけ腕振ると、変化球のキレも良くなってくるし。今日ぐらいのマウンドで、それが5回持つようになってくるとね。どうしても先発すると5回投げようっていうところで、だいぶまだそこまでの力がないのに、計算して投げてしまうところがあるんでね。今はもうちょっとがむしゃらに投げて、やっぱり今日ぐらいの腕の振りで、最初は5回持たなくても3回、4回、5回と、そうなってくると通用するかもしれないなというね。今のままじゃちょっとみんな平均点なんでね。ただ今日ね、マウンドを見ててもやっぱりあれだけ腕が振れると抑えられると思うしね。明らかに真っすぐのガンも上がってるし、変化球の切れも良くなってるんで、そういうところかな。そういう意味も含めて、今ちょっと後ろっていうかリリーフをさしてるんで。何回かやっていく上で、これだっていうものをつかんでくれたらいいし。また先発に戻った時に今日ぐらいのピッチングで回数を重ねていければ、こっちのローテでまず回れるようになってくると思うので。そういう意味ではいいきっかけになった1イニングだったと思うんでね」

 -明日の先発は。

 「秋山」