(17日、第106回全国高校野球選手権栃木大会2回戦 文星芸大付3―0足利) 栃木大会2回戦で、文星芸大付の右腕、堀江正太郎(3年)が足利を相手に、栃木大会の1試合最多奪三振記録に迫る19の三振を奪った。記録は1973年に江川卓(作新学院…

 (17日、第106回全国高校野球選手権栃木大会2回戦 文星芸大付3―0足利)

 栃木大会2回戦で、文星芸大付の右腕、堀江正太郎(3年)が足利を相手に、栃木大会の1試合最多奪三振記録に迫る19の三振を奪った。記録は1973年に江川卓(作新学院)がつくった21奪三振だった。

 大会パンフレットを見て記録は知っていた。「自分の力を出し切れば更新できるのではないか」。気合が入ったこの日の初球は自己最速の147キロ。その後も140キロ超の速球とカットボールが決まり、被安打2、115球で完封した。

 九回に三つ取れば江川さんを超えていたが、四球や併殺などで記録更新はならず。「そこが自分の甘さ。まだまだと思った」と反省したが、「自分は大会のなかで調子を上げていくタイプ」。2連覇に向け、手応えを得た様子だった。=清原(津布楽洋一)