大谷HRをキャッチしたクリス・ハドルステンさん「本当にクレイジーだ」【MLB】ア・リーグ ー ナ・リーグ(日本時間17日・アーリントン) ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、オールスター戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3…

大谷HRをキャッチしたクリス・ハドルステンさん「本当にクレイジーだ」

【MLB】ア・リーグ ー ナ・リーグ(日本時間17日・アーリントン)

 ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、オールスター戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3回の第2打席でオールスター初本塁打を放った。4年目で生まれた初本塁打を見事にキャッチしたのが、40歳のクリス・ハドルステンさんだ。

 最高のバースデープレゼントとなった。ハドルステンさんは40歳の誕生日プレゼントとして、妻からオールスター戦のチケットを贈られた。「40歳の誕生日を迎えたから妻がプレゼントしてくれたんだ。ボールもゲットした! このボールは最高のプレゼントだ!」と興奮気味に語った。大谷の初本塁打と聞かされ、「オー・マイ・ゴッシュ! 本当にクレイジーだね。ということは、かなり幸せだね」と目を丸くした。

 米国の北西部、モンタナ州から7、8時間をかけてやってきた。大谷のHRボールは「20人はいた」という大事な争奪戦になった。「大勢の人が一目散に集まってきたんだ。誰のもとにも落下しなかったから、手を伸ばして掴んだんだ。クレイジーだったね」。

 ノーラン・ライアンを見て育った。ドジャースと同じナ・リーグのブレーブスファンだが、「オオタニも好きだよ。みんな、いい選手だから嫌いになれない。彼は100年に1度の選手だ。今後も含めて、最高の選手の1人だろうね」と声を弾ませていた。

 大谷のHR球は息子へプレゼントするという。「実は息子は12歳のとき、米国の代表チームでプレーしたんだ。だから、彼はいい選手だよ。彼は今13歳だよ。遊撃手と投手を務めているんだ」。大谷の記念すべき初本塁打は、次世代を担う“二刀流”へ渡る。(小谷真弥 / Masaya Kotani)