第106回全国高校野球選手権島根大会(島根県高校野球連盟、県教育委員会、朝日新聞社主催)第3日は、14、15日と2日続けて雨天順延となり、16日に県立浜山公園野球場と松江市営野球場で2回戦6試合があった。シード4校が登場したが、春季県大会…

 第106回全国高校野球選手権島根大会(島根県高校野球連盟、県教育委員会、朝日新聞社主催)第3日は、14、15日と2日続けて雨天順延となり、16日に県立浜山公園野球場と松江市営野球場で2回戦6試合があった。シード4校が登場したが、春季県大会優勝で第1シードの益田東が初戦敗退という波乱があった。そのほかのシード校の石見智翠館、大田、矢上は勝ち上がった。今後の試合日程は、3回戦までが2日ずつ、準々決勝以降は1日ずつ延期され、決勝は27日の予定となった。

     ◇

(16日、第106回全国高校野球選手権島根大会2回戦 大田9―4安来)

 大田の大場次悦(ちから)選手(3年)が三回、逆転となる左越え2点本塁打を放った。高校入学後、初の本塁打だ。

 「しっかり振ろう」と打席に入り、「インコースの真っすぐに反応できた」。その後の打席は狙い球を変化球にしぼり、六回には中堅へ勝ち越しの2点適時打を放つなど4安打4打点の活躍をみせた。

 遊撃の守備では二つの失策を記録したが、仲間の声かけで落ち着くことができた。次の試合に向け、「やるべきことをやりたい」。(石川和彦)