「高校野球兵庫大会・3回戦、滝川二6-4篠山産」(16日、ベイコム野球場) “古江ばり”の勝負強さで滝川二・上田拓海内野手(3年)がチームを4回戦進出に導いた。同点の八回1死満塁で決勝の右前適時打をマーク。「打てる気しかしなかった」と胸を…

 「高校野球兵庫大会・3回戦、滝川二6-4篠山産」(16日、ベイコム野球場)

 “古江ばり”の勝負強さで滝川二・上田拓海内野手(3年)がチームを4回戦進出に導いた。同点の八回1死満塁で決勝の右前適時打をマーク。「打てる気しかしなかった」と胸を張った。

 14日に同校ゴルフ部OBの古江彩佳(24)が日本人女子4人目となるメジャー制覇を達成。先輩の活躍を「もちろん、知っていました」と上田。初回2死一、二塁ではチェンジアップをすくい上げて右翼フェンス直撃の先制適時打。ドライバーを振り抜いたような豪快なスイングで魅せた。

 「僕の代でも活躍している人がいる」と、学校ではゴルフ部員と同じクラスに籍を置く。打つことに関しては共通点も多くある野球とゴルフ。「ゴルフ打ちはイチロー選手とかよくやっている」と、ネクストバッターズサークルで動きをまねることもあるという。

 今夏はノーシードながら「自分たちは挑戦者。最後まで勝ち切りたい」と意気込んだ上田。偉業を成し遂げた先輩に続き、2015年以来9年ぶりの夏の甲子園を目指す。