「西武1-2オリックス」(16日、ベルーナドーム) 得点圏でオリックス・太田はやっぱり強かった。延長十回に試合を決める勝ち越し打。「投手陣が最少失点で頑張ってくれていた。なんとか取りたいと思っていました」。思いをバットに乗せ勝利に導いた。…

 「西武1-2オリックス」(16日、ベルーナドーム)

 得点圏でオリックス・太田はやっぱり強かった。延長十回に試合を決める勝ち越し打。「投手陣が最少失点で頑張ってくれていた。なんとか取りたいと思っていました」。思いをバットに乗せ勝利に導いた。

 2死二塁。カウント2-1から松本が投じたカットボールに反応した。左前に落とした一打は、西川に次ぐチーム2位、今季6度目の決勝打となった。「チャンスは自分のチャンスとプラスに捉え、打席に立てている」。“俺が決める”精神が好調の要因だ。

 得点圏打率は52打数21安打で・404。チームトップの31打点を挙げる背番号31に、中嶋監督も「なんとかしてくれそうな雰囲気は持っています」と大きな期待を寄せる。打率も・299と上昇ムードが漂う。「その時、その時の自分のベストを尽くせるように」と強調する太田の躍動が、真夏の反攻に欠かせない。