（16日、第106回全国高校野球選手権神奈川大会4回戦 横浜創学館2―4横浜隼人） 「最終回に流れを持っていきたい一心だった」 八回裏２死、得意のチェンジアップで相手の四番を三ゴロに打ち取り、横浜創学館のエース鈴木圭晋（3年）は「よっしゃー…
（16日、第106回全国高校野球選手権神奈川大会4回戦 横浜創学館2―4横浜隼人）
「最終回に流れを持っていきたい一心だった」
八回裏２死、得意のチェンジアップで相手の四番を三ゴロに打ち取り、横浜創学館のエース鈴木圭晋（3年）は「よっしゃー！」とほえた。
４点を追う五回から登板し、強打の隼人打線に対し、４回を投げて無失点。「球を内角低めに集められた。投球自体はよかった」
プロ注目の本格派右腕。最速147キロの直球と、試行錯誤して独自に身につけた、打者の手元で落ちるチェンジアップが武器だ。「回を重ねるごとに増す応援の声量に応えたかった」と話す。
１年秋からエースナンバーを背負い、昨夏は準々決勝で投げたが慶応に２―７で敗れた。秋は８強止まり、春も振るわず夏はノーシード。「試合は投手がつくるもの」と、責任を感じていた。
八回表には、自ら中越適時二塁打を放ったが、反撃も及ばず敗れた。「下級生のころから出させてもらった分、甲子園に行って恩返しをしたかった」と悔しさをにじませた。「自分を鍛えて、いつかプロの1軍で投げたい」（手代木慶）
