「巨人2-1阪神」(16日、東京ドーム) 巨人が阪神に競り勝ち、連敗を2で止め首位を守った。投げては先発の山崎伊が粘投。二回、2死から小幡に左前適時打を浴びたが、後続を断って最少失点で切り抜けると流れに乗った。四回、小幡の打球を右足甲付近…

 「巨人2-1阪神」(16日、東京ドーム)

 巨人が阪神に競り勝ち、連敗を2で止め首位を守った。投げては先発の山崎伊が粘投。二回、2死から小幡に左前適時打を浴びたが、後続を断って最少失点で切り抜けると流れに乗った。四回、小幡の打球を右足甲付近に受けるアクシデントもあったが、気迫の投球でチームトップタイの7勝目を手にした。

 試合後、阿部監督は「序盤、あれだけランナー出たりするのも想定外だったんですけど、球数もたくさん投げさせられたし、いい攻撃ができたんじゃないかと思います」と語り、自己最多となる128球の熱投だった山崎伊に「才木投手と投げ合いみたいな形で本人にとっても大きい1勝だったんじゃないですかね。相手の投手よりも先に下ろしたくなかったんですけど、そういう僕の意地も出して投げてもらいました」と明かした。

 ただ、攻撃面のミスも多く出た試合に「ベンチからみてると、みんなヒーローになりたくねえのかなと。チャンスなのに悲壮感しか伝わってこないというか。よーしっていうのが全くない。打てなかったらどうしようみたいな。そっちばっかり見えちゃうんだよね。なにがなんでもみたいなのが見えない。そういう姿をみせてほしい」と、奮起を促した。