(16日、第106回全国高校野球選手権神奈川大会4回戦 横浜―麻溝台) 雨の影響でプレーボールが遅れた相模原球場の第1試合。応援に駆けつけた両校の吹奏楽部員も、急いでスタンド下に移動するなど大慌てだった。 一塁側の横浜は楽器をポリ袋にくる…

 (16日、第106回全国高校野球選手権神奈川大会4回戦 横浜―麻溝台)

 雨の影響でプレーボールが遅れた相模原球場の第1試合。応援に駆けつけた両校の吹奏楽部員も、急いでスタンド下に移動するなど大慌てだった。

 一塁側の横浜は楽器をポリ袋にくるむなどして演奏。「これまで暑さ対策が大変だったが、今日は雨にぬれて生徒が体を冷やさないか心配」と顧問の今村友陽(ともはる)教諭(33)。部長の芝原和奏(わかな)さん(3年)は「湿気で音が変わる楽器もあるけど、晴れの日と同じ元気で演奏したい」と気合を入れた。

 三塁側の麻溝台もシートで屋根をつくるなど工夫した。部長の川井菜津那(なづな)さん(2年)は「雨でしんどいけど、相手の演奏を聴いたらワクワクしてきた」と笑顔をみせた。(清水敬久)