「プロレス・テリー・ファンク一周忌追悼・大仁田厚デビュー50周年記念大会『川崎伝説2024』」(8月24日、富士通スタジアム川崎) 弟テリー・ファンクさんとのタッグ「ザ・ファンクス」で活躍し、兄弟ともに当時世界最高峰のNWA世界ヘビー級王…

 「プロレス・テリー・ファンク一周忌追悼・大仁田厚デビュー50周年記念大会『川崎伝説2024』」(8月24日、富士通スタジアム川崎)

 弟テリー・ファンクさんとのタッグ「ザ・ファンクス」で活躍し、兄弟ともに当時世界最高峰のNWA世界ヘビー級王者となったレジェンド、ドリー・ファンク・ジュニア(83)が16日、大仁田厚(66)が要求していた電流爆破マッチ参戦を受諾するコメントを発表した。

 昨年8月23日(日本時間24日)に死去した兄貴分テリーさんの日本追悼メモリアルのためドリーさんが来日し、参戦することは決定していたが、大仁田の「ドリーがFMWEのリングに上がってくれるなら、電流爆破で」との大仁田の要望に対し、ドリーさんの弟子でがん治療中の西村修が「俺がドリーを守る」と参戦表明した。

 これを知ったドリーは「(西村の)気持ちは素直にうれしい。会場は、電流爆破でかつて弟テリーと大仁田が戦った場所だと聞いた。大仁田が望むなら受けて立つよ。だけど、守られるんじゃなく、西村は俺が守るよ」とコメント。送られてきた動画には「私はやめない、フォーエバー!」と、フロリダ州オカラのファンキングコンサバトリー内にあるリングから、ムチを振るうドリーの姿が映っていた。

 PWF会長を務めるドリーの日本での代理人で、これまでストップを懸けていた大隅良雄氏も「心底心配ですがドリーがやる気なら仕方ない。しかし、弟のテリー・ファンクがかつて戦った川崎で、大仁田さん相手に電流爆破をやることになるとは。運命ですね」と苦渋の表情で試合を認めたという。ザ・ファンクスとして日本でも一世を風靡(ふうび)したドリーのおそらく日本最後になるであろう試合は、電流爆破形式となった。