日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会との事務折衝が16日、都内で開かれた。議論を進めてきた保留制度改革については、進展がなかった。 高校出身選手が7年、それ以外の選手は6年で権利を取得できる国内FA権取得年数を1年短縮する議論と同時…

 日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会との事務折衝が16日、都内で開かれた。議論を進めてきた保留制度改革については、進展がなかった。

 高校出身選手が7年、それ以外の選手は6年で権利を取得できる国内FA権取得年数を1年短縮する議論と同時に、145日を1年とカウントする出場選手登録日数についても話し合ってきた。NPB側は登録日数増を提案してきたが、選手会は当初の145日を基本にする案を主張。日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長は「そこ(145日)をベースで考えてほしいと言った。(NPB側は)それはありえないという話」と議論は難航しているもようだ。

 今月23日に開催する日本プロ野球選手会の臨時大会で現時点での交渉内容を確認するが、森事務局長は「(選手会の総意として)イエスはないと思います」との見解を示した。