「ボクシング・ダブル世界タイトルマッチ」(9月3日、有明アリーナ) ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=が、9月3日に東京・有明アリーナで、WBO2位で元IBF王者のTJドヘニー(37)=アイルランド…

 「ボクシング・ダブル世界タイトルマッチ」(9月3日、有明アリーナ)

 ボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=が、9月3日に東京・有明アリーナで、WBO2位で元IBF王者のTJドヘニー(37)=アイルランド=と防衛戦を行うことが16日、都内で発表された。メインイベントとなる。尚弥の防衛戦は5月6日に東京ドームでルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回TKOに下して以来で、WBC・WBO王座は3度目、WBA・IBF王座は2度目の防衛戦となる。

 会見に登場した井上は「ドへニーはここ最近良い試合をしているので、気の抜けない相手だなと思いました」と語った。「すごく実力があるというか。試合本番を通して実力を発揮する選手だなと思った」と印象を明かした。

 相手のフィジカルの高さには「当日、どれだけ体重を増やそうが、スピード勝負で触れさせなければ問題ない。ボクシングは体のデカさだけじゃないと理解しているので、それを踏まえて戦いたい。フィジカル勝負が必要になる場面もあるかもしれないけど、それも必要ないほどスピード勝負で完封したい」と語った井上。その上で「(油断や慢心は)まったくない」と言い切った。

 調整については「年に3試合のペースは2017年以来と言うことで。その時と比べて体も多少変わってきていると感じる。そういうところはしっかりカバーするキャリアを積んできている。プラスに考えて行きたい」と明かした。現在はスパーリングを中心にメニューをこなしていっているといい、3日の集中トレーニングも実施予定であることを語った。