「米大リーグ・オールスター、ア・リーグ-ナ・リーグ」(16日、アーリントン) ドジャースの大谷翔平投手が15日(日本時間16日)、オールスターゲーム前日の恒例行事となっているテーブルインタビューで前半戦最も良かったこととして出場試合数を挙…

 「米大リーグ・オールスター、ア・リーグ-ナ・リーグ」(16日、アーリントン)

 ドジャースの大谷翔平投手が15日(日本時間16日)、オールスターゲーム前日の恒例行事となっているテーブルインタビューで前半戦最も良かったこととして出場試合数を挙げた。

 打率・316はリーグ2位、29本塁打は同1位、69打点は同3位。23盗塁は21年の26盗塁の自己最多を更新する勢いだ。新天地で迎えたメジャー7年目はトリプルスリーや三冠王を射程圏内に捉えるほどの好成績を残している。

 しかし、忘れてはいけないのは現在もリハビリ中である点だ。昨年9月に自身2度目の右肘手術。2~3日に1回のペースで試合前にキャッチボールを行ってから試合に臨んでいる大谷は「僕の中ではリハビリをしっかり順調にきて、試合でこれだけしっかり出れたことが一番良かったかなと思います。出場できてる試合が多いっていうのがまず一番。数字的には残した数字より、基準となる数字としてはいいところじゃないかなと思います」と、チーム97試合のうち94試合に出場できたことに満足感を漂わせた。

 打率・316はメジャー7年目で自己最高。好不調の波が小さく、修正力の向上が見える。

 「調子が悪くなってくるのはこういう原因があるんじゃないかなっていうのは、やっぱり年を重ねれば重ねるほど傾向が分かるんじゃないかなとは思う。もちろん新しいことも出てきますけど、基本的にはこれをやればいい方向に進んでいくんじゃないかな、みたいな引き出しは多くなるんじゃないかなと思う。そういう意味では、やっぱり年数を重ねてった方が、そういう波みたいなものも当然少なくなるんじゃないかなと思います」。

 注目されるタイトル争いについて「具体的に何のタイトルが近いのか、僕はよく分かってない。1試合1試合しっかりやれてれば、数字は積み重なっていくんじゃないかなと思います」と無関心の大谷。後半戦は4日後に始まる。「(前半)最後の方はチーム的にも苦しかったので。このオールスターブレーク(休暇)をきっかけに、また新たな気持ちで(シーズンを)再開したいなと思ってますし。ケガしてる人たちも帰って来るので、そういう選手達と一緒にまた後半戦頑張りたいなと思います」と話した。