J1横浜Mは16日、ハリー・キューウェル監督(45)との契約を解除したと発表した。今後についてはジョン・ハッチンソンヘッドコーチ(44)が暫定的にチームの指揮を執る。 キューウェル監督は今年1月に、ケビン・マスカット前監督の後を受けて横浜…

 J1横浜Mは16日、ハリー・キューウェル監督(45)との契約を解除したと発表した。今後についてはジョン・ハッチンソンヘッドコーチ(44)が暫定的にチームの指揮を執る。

 キューウェル監督は今年1月に、ケビン・マスカット前監督の後を受けて横浜Mの監督へ就任。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)ではクラブ史上初の決勝進出を果たし、チームを準優勝に導いていた。

 だが、リーグ戦では16年ぶりとなる4連敗を喫するなど、ここまで8勝5分け10敗の12位と低迷。成績不振の責任を取る形で、わずか半年での解任となった。

 ハッチンソン暫定監督は、アンジェ・ポステコグルー監督時代の21年に横浜Mのヘッドコーチ、昨季は横浜FCのヘッドコーチを務めていた。この日の練習後に取材に応じたハッチンソン暫定監督は「この6カ月間、コーチとして1人の友人としてやってきたので、(キューウェルが)日本を去ってしまうのは本当に残念な思い」と話した。

 その上で「大きな変更ということではなく、本当に少しの部分を変えるだけかなと思っている」と方針を示し、「クラブが掲げる『アタッキングフットボール』にいうところではコーチの立場としてアンジェ、ケビン、そしてハリーの下でやっていた自負がある。彼らからの学びをしっかり取り入れて、クラブが求めるサッカーをやっていきたい」と話した。