「巨人0-2阪神」(15日、東京ドーム) “スペードのエース”は健在だ。3番手の阪神・桐敷が1回1/3で完全投球。打者4人から3三振を奪って、反撃の芽を摘んだ。 2点リードの七回2死一塁から39試合目のマウンドへ向かった。八回から登板予定…

 「巨人0-2阪神」(15日、東京ドーム)

 “スペードのエース”は健在だ。3番手の阪神・桐敷が1回1/3で完全投球。打者4人から3三振を奪って、反撃の芽を摘んだ。

 2点リードの七回2死一塁から39試合目のマウンドへ向かった。八回から登板予定だったが、2番手の石井が代打・長野に四球を与えたことで左打者の丸に打順が巡り、岡田監督が前倒しで切り札の投入を決断した。

 「一発ある打線で調子もいいので、広く低めにというのは意識していた」。左腕は伸びのある外角低めの直球で丸を見逃し三振に斬ると、今季3度目の回またぎとなった八回も三者凡退。1死からヘルナンデス、岡本和の中軸を連続三振に仕留めた快投には、岡田監督も「今日は特に良かったな」と目を細めた。

 チーム最多の登板数と、今季はフル回転が続いている。指揮官は「明日はちょっと休まそうかな」と16日はベンチ外とする考えを明かした。