「巨人0-2阪神」(15日、東京ドーム) 巨人は天敵攻略に用意した作戦も失敗に終わった。2試合連続、今季14度目の完封負けを喫した試合後、阿部監督は潔く完敗を認めた。「僕が責任をかぶると言って、出した作戦があったんですけどね…失礼しました…

 「巨人0-2阪神」(15日、東京ドーム)

 巨人は天敵攻略に用意した作戦も失敗に終わった。2試合連続、今季14度目の完封負けを喫した試合後、阿部監督は潔く完敗を認めた。「僕が責任をかぶると言って、出した作戦があったんですけどね…失礼しました」。対策実らず阪神の先発・ビーズリーに、またも6回まで無得点に抑えられた。

 初回、先頭の丸が直球を中前にはじき返したが後続が打ち取られた。狙い球を指示した中で、カットボール、スライダー、フォークと散らされ、的を絞れなかった。昨季から5度の対戦で18回2/3を無得点。なかなか攻略の糸口が見えない。

 「ずっと同じやられ方しているから、なんとかね。また違う策を考えておきます」と指揮官。阪神とは0・5ゲーム差。3三振の岡本和も「チームで対策をして、次は打ちたいですね」とリベンジを誓う。歴史的混戦が続くシーズン。1勝の重みが増す終盤戦に、天敵攻略は不可欠だ。